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おつかれさまです。すぺきよです。
Androidアプリの16KBページ対応が2025年11月1日までに求めらています。
私も今日、Flutterで実装されたアプリの対応をしていました。
基本的には、NDKで使用している共有ライブラリのsoファイルを最新化するために、使っているパッケージを更新していけば更新ができます。
しかし、困ったのが、パッケージの更新が停止していてアップデートできないパターンです。
今回困ったのが「flutter_cached_pdfview」というパッケージで、v0.4.3から最近アップデートされていません。
このパッケージが使っている次の共有ライブラリが16KBページに対応しておらず、最新バージョンにアップしても16KBページに対応完了となりませんでした。
libjniPdfium.so
libmodpdfium.so
libc++_shared.so
libmodft2.so
libmodpng.so
色々調べまくって、とりあえずunspported 16KBの警告を消し、必要な動作も確認できたので、対応方法を共有します。

対応法方法
対応方法は、以下の方法です。
pubspeck.yamlに「flutter_pdfview: ^1.4.2-beta.1」のパッケージを追加し、flutter pub getしなおす。
どうやら「flutter_cached_pdfview」が直接問題を起こしているのではなく、「flutter_cached_pdfview」が参照している「flutter_pdfview」に問題があるようです。
そのため、「flutter_pdfview」を16KB対応済みのものに更新すると16KB未対応の警告が消えます。
ただ、パッケージ名に「beta.1」とある通り、このパッケージは正式版ではなく、16KBページ対応のための一時的なバージョンです。
しかし、残り時間も短く、急ぎ対応を行わないとお客様に怒られるパターンもあると思いますので、暫定的にこの対応の選択肢もアリではないでしょうか。
注意点
この「flutter_pdfview」のバージョンは一時的なバージョンです。
一旦このバージョンで逃げておいたとしても、正式版がリリースされたら置き換える必要があるので注意が必要です。
また、影響範囲の動作確認は怠らないようにしましょう。
さいごに
本来であれば最新のバージョンのパッケージリリースを待つべきです。
残り2ヶ月弱はあるので、対応はしてくれる可能性は十分あります。
しかし、残り時間や、リリーススケジュールなどの制約で、正式版を待てないことも多々あります。
こういう時、OSSははがゆいですね。

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